薬による治療は発作を起こさせないための治療と発作時に症状を抑える治療の2種類あります。ずっと長期に治療をしなければならない人もいれば発作時のみの治療でいい人もいます。
医師の指示に従っても症状(発作)が良くならない人は、入院治療が必要となることがあります。
<発作予防薬>
吸入ステロイド薬
ステロイドと呼ばれる炎症を抑える薬の吸入薬です。現在の薬物療法の中で最も重要視されている薬です。1日1~2回、小型のスプレーを使って吸ってもらいます。効率よく、そして副作用を減らすためにスペーサーと呼ばれる吸入補助具を必ず用いてください(患者さんが希望すると薬局で薬と一緒に渡されます)。
内服薬
内服薬にはテオフィリン製剤やベータ刺激薬などの気管支拡張薬、抗アレルギー薬、炎症を抑える内服ステロイド薬などがあります。それぞれ症状や体質に合わせて処方されます。
その他、去痰薬や漢方薬が処方されることもあります。
<発作改善薬>
吸入ベータ刺激薬
気管支を即効的に広げる作用があります。小型のスプレーから吸う場合とネブライザーという機械で細かい霧にして吸う場合があります。
|