咽頭炎と扁桃炎について
● 咽頭炎・扁桃炎とは? | |
咽頭痛や嚥下時痛、発熱や全身倦怠感・頭痛などの症状で発症します。通常“かぜ症候群”の一疾患として急性に起こりますが、体調を崩して免疫力が低下していたり、外部からの持続的な刺激により、慢性に移行することもあります。 |
|
● 原因は? | |
急性咽頭炎・扁桃炎の多くはウイルス感染が原因ですが、細菌が原因の場合もあります。 細菌のうち「A群溶血性レンサ球菌」による急性咽頭炎・扁桃炎では、学校や家族など集団発生をみることも多く、特に家庭内では兄弟間で高い感染率を示すことが知られています。 |
|
「A群溶血性レンサ球菌感染による主な症状」 ・高熱 ・のどの痛みで食べ物が飲み込めない ・扁桃・咽頭に膿(うみ)を伴った炎症 ・食欲不振 ・全身倦怠感 ・首の前側のリンパ節の腫れ |
|
● どんな治療をするの? | |
インフルエンザウイルスによる場合は、抗インフルエンザ薬を用いた治療をします。その他のウイルスによる場合は、症状を抑える対症療法を行います。 細菌感染が原因の場合は、抗生剤で治療します。A群連レンサ球菌による場合は、抗生剤を服用すると、2~3日で熱が下がり、のどの赤みも取れ回復してきます。 症状がなくなり一見治ったように思えても、決められた期間はきちんと抗生剤を飲み治しておかないと、治りにくい病気を引き起こすことがあります。医師から処方された期間きちんと内服しましょう。 |